以下は「架幽は存在する」説の根拠を否定する説明である。

架幽の元にいたという桜から話を聞いたところ、自分が架幽だと申告する人間とは一度も話したことがなく、弱者保護の団体の人間たちを通して「架幽の指示」を仰いでいたと報告があった。また、黒豹が公表していたテキストサイトでは、黒豹と架幽の会話が登場するが、そこで架幽とされていたのは実は架幽本人ではなく、架幽の指示を仰いだ桜であった。なぜ架幽本人は一度も出てこないのか?(一度も出てこない人間の存在をなぜ認めるのか?)

GTWの投票では、投票に参加した13名のうち8名が「問題のチャットと関わるべきではない」に投票した。これは不自然な結果とされ、架幽の仕込みだという説が有力視されていた。しかし、「問題のチャットと関わるべきだ」という主張が通ることは本当に自然なことだろうか?問題のチャットに辟易していた人間が「関わるべきではない」に票を入れるのは自然なことである。また、「何者かが『関わるべきではないほうに入れてほしい』と触れ回っていた」という話も存在するが、それが架幽であるという裏づけは存在するのだろうか?(GTWの中の、関わるべきではない派の人間が触れ回っていた可能性は?)8名の中の何人かが投票後にGTWを去ったことも、架幽の仕込みである説の根拠として挙がっているが、投票の後はGTW内で衝突や詰問が起こることが予想され、それを避けるために去る人間がいるのは自然である。そしてそういった人間が、噂の「架幽」を言い訳にして批難を逃れたという仮説がより有力であろう。

賢位12階のリャン・テンクーが架幽であったという有力な説があった。情報源はリャン・テンクー。事実はリャン=架幽ではなく、リャンが架幽を名乗っただけだった。リャンは居城の件で立場が危うくなったため、HNを完全に捨てる必要があった。身元がはっきりしている黒豹などと同一人物であったと発表すると、嘘が発覚する。よって正体不明とされている架幽と同一人物だったとする必要があった。結果、批判が正体不明の架幽に擦り付けられることとなったという可能性が生まれる。後日、桜と貞二の証言によりこの説は裏付けられた。

2002年に送られ、2006年に関係者の元に着いた手紙。だがこの手紙が2002年に送られたという前提が覆ったらどうだろうか?2006年までの事実を2006年に列記し、2002年に差し出されたという偽装をすることは不可能ではないだろう。手段は色々考えられる。現に2002年に送られたという説を覆す実験も行われ、成功を見せている。また、法務省の人間から関係者に送られたというメールも「架幽が出させた」という説が有力視されているが、法務省あるいは関係者が架幽の存在を演出するために出したメールであるという仮説のほうを採用したい。

FG-PoWを指揮していた人間が架幽だという説があるが、ALによる報告は以下の通りである。「FG-PoWはコンゴの民間団体を中心とし、いくつかの団体が結合したものである。 主体となっているのは一般メンバーだが、指揮はコンゴの民間団体の発足者が取っている」この報告には架幽の名前は登場しない。架幽が指揮を執っているというのはあくまで一説に過ぎず、同時期に流れた「架幽が渡米した」という噂(これも根拠はない)が原因で、FG-PoWには架幽が関わっていると思い込んだ人間たちが流したものである。FG-PoWの存在が明らかとなり、架幽との関係を想像した人間たちが架幽渡米説を流し、渡米説を聞いた人間がFG-PoWと架幽の繋がりを想像したという蛇の輪構造が真相ではないだろうか。

架幽の友人を名乗る人間も何名か存在したが、それらの人間は「架幽の友人である」ことにより様々な恩恵を受けてきた。架幽が本当は存在しないのをいいことに、と考えることはできないだろうか?

架側、麗側という言葉に見られるように、架幽が中心となった大きな集まりが二つ存在し、表立って交わることなく12年ほどの月日が流れたのは偶然ではないだろう。しかしだからといって、それが全て架幽の仕込みであったと考える根拠は何だろうか?

ここからは「架幽が存在しないこと」を肯定する説明である。

ここまでで架幽及び麗火が存在する根拠の大半は崩れ去った。一連の出来事は途中から「架幽」という絶対者の存在が欠かせないものとなり、大きな出来事にはほぼ全て架幽が関わっているものとされた。だが聡明な方はお気づきの通り、自分の責任を「架幽」のせいにすると助かる人間や、架幽という絶対者のお陰で恩恵を受けてきた人間が多く存在していたのも事実である。架幽が存在して、それらの出来事に関わっていないと仮定すると、責任押し付けに対し「架幽」は何もコメントをしないばかりか、黙って責任を押し付けられたことになる。これは極めて不自然である。つまり、架幽が関わっているとされる全ての出来事について本当に架幽が関わっているか、架幽という人間は最初から存在しなかったかのどちらかが有力な説となる。しかし架幽が関わっているとされるそれぞれの出来事には反論も多く、「本当はこの出来事には架幽は関わっていない」という説が有力な出来事も多い。つまり架幽が存在し、噂される全ての出来事に関わっている可能性はほぼ0である。その他の説として、「架幽は責任を押し付けられることを何とも思っていない」というものがある。だが、ほぼ全関係者に名の知れた人間が致命的な悪評を放置し続けることはデメリット以外の何物でもない。関係者全員を何もかも操ることができ、謂れなき責任を被っても何も思わないし抗議もしない人間の存在を仮定するよりは、架幽が存在しないと考えるほうがはるかに自然であり、理にかなっている。

この説に対しNTGの黒豹氏から、「架幽は致命的な噂の原因となる責任押し付けだけを水面下で排除している」「責任押し付けを処理してはいるが、処理しきれない部分が噂として残ってしまった」「噂の一部が事実であり、事実に関して火消しを行うことは難しかった」などの可能性に触れていないとのご指摘を頂いた。三番目の可能性は、噂が事実であろうとなかろうと、架幽なら関係なく火消しを行えると考えられるので一番目、二番目の可能性の中に含ませていただく。一番目、二番目の可能性はもちろん考えられる。しかし賢者の居城の件では、居城民やその他の関係者を駒にし、強引な手段で人を募ったとし批難を浴びたリャン・テンクーが実は架幽であったという、架幽にとって致命的な噂が立った。これにより今まで架幽を支持していた人間の多くが意見を変えた。そしてリャン・テンクーが架幽でないことは、桜と貞二の証言により裏づけられている。架幽にとってリャン・テンクー=架幽であるという噂は真っ先に排除するべきであり、また事実とは異なったわけだが、架幽は火消しを行ってはいない。よって一番目の可能性は極めて低いといえる。二番目の可能性にしても、火消しを行う能力があるにも関わらず優先度の高いこの件が処理されずに残ったとは考えにくいため、可能性は低い。これらの主張を軸に議論を重ねた結果、黒豹氏の納得を得た。

架幽がいないことを証明するのは難しい。いると主張するならば、架幽がいることの有力な根拠を提示していただきたい。
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